RECORD NO.150 · 消滅進行中
経理事務
Bookkeeper
▲進行中〜いま世界③ AI・アルゴリズム② 通信・デジタル化
要約
帳簿をつけ、数字を合わせた事務職。計算手(NO.015)の子孫たちであり、帳簿は人の手を離れつつある。
しごとの中身
領収書と請求書を仕訳し、帳簿に記帳し、月次で数字を締める。1円が合わないと原因を探して遡る。決算期は徹夜も珍しくない。数字を合わせることが仕事だが、同時に企業の実態を数字から読む目も養われる、経営に近い事務職でもあった。
道具
会計ソフト領収書の束仕訳の知識1円を追う執念
きえていくわけ(進行中)
2010s—クラウド会計が銀行明細を自動で取り込みはじめる
2020s—AIが仕訳を自動判定し、証憑もOCRで読み取る
20XX—このカードの続きは、まだ書かれていない
「記録する」「合わせる」部分は自動化が進む。計算手が計算を機械に譲ったように、記帳も譲りつつある。残るのは、数字を読んで判断する部分だけかもしれない。
豆ちしき
計算手(NO.015)の多くが初期のプログラマーになったように、経理事務の知識を持つ人はいま、会計システムの設計や運用に回っている。仕事を奪う機械を作るのは、しばしばその仕事を一番知っている人である。
この仕事の系譜
経理事務 → 会計ソフト・自動仕訳AI



