消滅職業図鑑
← 索引にもどるNO.142 レジ係
NO.142▲進行中 〜いま
レジ係

レジ係

Cashier

「ピッ。おつぎのかた、どうぞ」

RECORD NO.142 · 消滅進行中

レジ係

れじがかり / Cashier

▲進行中〜いま世界③ AI・アルゴリズム① 電化・機械化

要約

商品のバーコードを読み、代金を受けとる、世界でもっともありふれた仕事のひとつ。いま、セルフレジと無人店舗がその数を静かに減らしつつある。

しごとの中身

商品をスキャンし、金額を告げ、現金やカードを受けとり、袋詰めや年齢確認までこなす。単純作業に見えて、実際はクレーム対応・値引き判断・防犯まで担う店の最前線。世界中で数千万人が就く、人類最大級の職業である。

レジという機械自体は1879年、アメリカの酒場主が従業員の売上ごまかしを防ぐために発明した。以来150年、機械は進化しつづけ、ついに操作する人間そのものを省略しはじめた。

道具

レジスターバーコードスキャナ釣り銭トレー

きえていくわけ(進行中)

  • 2000s—セルフレジが普及しはじめる

  • 2018—レジなし店舗「Amazon Go」が開店する

  • 20XX—このカードの続きは、まだ書かれていない

日本のガソリンスタンドがセルフ化でガソリンガール(NO.114)を消した流れの、より大きな再演が進んでいる。ただし完全消滅か、接客専門職への変質かは、まだ決まっていない。

豆ちしき

レジスターは発明された当初「ごまかしのきかない金庫(インコラプティブル・キャッシャー)」と呼ばれ、店主が従業員を監視するための機械だった。従業員を見張る機械が、150年かけて従業員そのものを置きかえようとしている。

この仕事の系譜

棒手振り→行商→ガソリンガール→レジ係→セルフレジ・無人店舗

おなじ時代に消えたなかま