RECORD NO.069 · 江戸の日本
岡っ引き
Okappiki
◆絶滅〜江戸期日本⑤ 制度・法律
要約
同心に private に雇われ、市中の捜査や逮捕の手先を務めた非公式の捜査員。近代警察がその役割を吸収した。
しごとの中身
奉行所の同心が個人的に雇い、給金も同心の自腹という非正規の身分。地元の事情に通じ、聞き込みや張り込み、下手人の捕縛を担った。かつて裏社会にいた者が情報網を買われてなる例も多く、十手を預かることが権威の証だった。
道具
十手捕縄地元の情報網聞き込みの勘
きえたわけ
1872頃—近代警察制度の整備がはじまる
明治—邏卒・巡査という正規の職が捜査を担う
以後—非公式の手先という立場が制度から排除される
「私的に雇われた捜査の手先」という曖昧な身分は、公的な警察機構に置きかわった。捜査の仕事は残り、身分の非公式さだけが消えた。
豆ちしき
岡っ引きは時代劇では正義の味方だが、実際には強請りまがいの振る舞いも多く、たびたび禁令の対象になった。半分は無法者だった彼らを、近代国家は制度の中に整理し直した。
この仕事の系譜
岡っ引き → 警察官・刑事



