RECORD NO.146 · 消滅進行中
検針員
Meter reader
▲進行中〜いま日本・世界② 通信・デジタル化
要約
電気・ガス・水道のメーターを見て回った訪問職。誰にも気づかれないまま、静かに消えていく。
しごとの中身
担当地区の家を一軒ずつ回り、メーターの数値を読み取って端末に入力する。門扉の中、床下、裏庭——メーターは家ごとに違う場所にあり、犬に吠えられ、雨の日も歩く。数値を読むだけでなく、ガス漏れや異常の発見、高齢者の異変に気づくこともあった。
道具
携帯端末地区の地図メーターの位置の記憶歩く足
きえていくわけ(進行中)
2010s—スマートメーターの設置が進む
2020s—遠隔検針で数値が自動送信され、訪問が不要になる
20XX—このカードの続きは、まだ書かれていない
計器が自分で数値を送るようになれば、見に行く人は要らない。もっとも静かに、もっとも気づかれずに消えていく職業のひとつである。
豆ちしき
検針員は毎月すべての家を訪ねる、数少ない「地域を全戸まわる人」だった。集金人(NO.138)が消え、検針員も消えると、定期的に家を訪ねてくる他人はほとんどいなくなる。
この仕事の系譜
検針員 → スマートメーター



