RECORD NO.038 · 産業革命の世界
線路人夫
Gandy dancer
◆絶滅〜20c米① 電化・機械化
要約
アメリカの鉄道で、歌のリズムに合わせて線路を直した保線作業員たち。その労働歌はブルースの源流のひとつになった。
しごとの中身
列車の重みでずれた線路を、大勢でバールを差しこみ、掛け声と歌のリズムで一斉に力をかけて戻す。息が合わなければ動かない作業ゆえ、リードシンガー役が即興の歌で全員のタイミングを揃えた。歌は道具だった。
道具
バールとツルハシ掛け声の歌揃った足並み炎天下の体力
きえたわけ
20c半ば—保線作業の機械化が進む
1950s〜—大型保線機械が人力の突き固めを置きかえる
以後—歌う必要のない作業になった
機械は線路を直せたが、歌は歌わなかった。仕事と一緒に消えた労働歌は、録音とブルースの中にだけ残っている。
豆ちしき
「ガンディ・ダンサー」の名の由来は、工具メーカーの名前説、作業の動きがダンスに見えた説など諸説あり、確定していない。名前の由来ごと謎のまま消えた職業である。
この仕事の系譜
線路人夫 → 保線機械



