消滅職業図鑑
← 索引にもどるNO.039 ポニー・エクスプレス騎手
NO.039◆絶滅 〜61
ポニー・エクスプレス騎手

ポニー・エクスプレス騎手

Pony Express rider

「てがみは、ぼくがはこぶ!」

RECORD NO.039 · 産業革命の世界

ポニー・エクスプレス騎手

Pony Express rider

◆絶滅〜61米② 通信・デジタル化

要約

馬を乗り継いで大陸を横断した速達便の騎手。電信の開通により、営業わずか約18ヶ月で消滅した史上最短命級の職業である。

しごとの中身

ミズーリ州からカリフォルニア州まで約3000km、駅ごとに馬を替え、騎手も交替しながら郵便を10日前後で届けた。騎手は体重の軽い若者が選ばれ、悪天候も夜間も走りつづける。給料は高額だが、命の保証はなかった。

道具

替え馬郵便袋(モチラ)軽い体昼夜を問わない騎乗

きえたわけ

  • 1860.4—サービス開始。西部への最速通信手段となる

  • 1861.10—大陸横断電信が開通する

  • 同月—開通の2日後に廃業が発表される※

文字どおり、電線が引かれた日に終わった。技術の世代交代がこれほど鮮明に「日付」で切れる職業はめずらしい。

豆ちしき

「孤児が望ましい」と書かれた騎手募集広告の逸話が有名だが、実物の広告は確認されておらず後世の創作の可能性が高い。※伝説まで含めて、アメリカ西部の神話になった職業である。

この仕事の系譜

ポニー・エクスプレス騎手 → 電信→電話→メール

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