RECORD NO.061 · 20世紀の世界
写真現像技師
Photo lab technician
◆絶滅〜20c世界・日本② 通信・デジタル化
要約
街のDPE店やラボでフィルムを現像し、プリントした技術者。「現像に出す」という行為ごと、デジタル化で消えた。
しごとの中身
暗室や自動現像機でフィルムを薬品処理し、印画紙に焼きつける。色味や明るさを補正し、失敗しやすい一本を救うのが腕。カメラ店の奥のミニラボでは、1時間で仕上げるスピード現像が売りだった。他人の人生の記念写真を、最初に目にする職でもあった。
道具
現像薬品引き伸ばし機・ミニラボ色補正の目暗室
きえたわけ
2000s—デジタルカメラが急速に普及する
2000s後半—スマホのカメラが「撮って即共有」を当たり前にする
以後—フィルム現像の需要が激減し、街のラボが消える
撮影から鑑賞までの間にあった「現像」という工程そのものが消滅した。工程が消えれば、その工程の職人も消える。
豆ちしき
近年フィルム写真が若者の間で再流行し、現像ラボがひっそり見直されている。一度ほぼ絶滅した技師の技が、レトロ趣味の追い風で細々と再点火している。
この仕事の系譜
写真現像技師 → デジタル写真・スマホ



