消滅職業図鑑
← 索引にもどるNO.075 口入屋
NO.075◇変質 〜明治
口入屋

口入屋

Kuchiireya

「いいしごと、ありますよ」

RECORD NO.075 · 江戸の日本

口入屋

Kuchiireya

◇変質〜明治日本⑤ 制度・法律

要約

奉公人と雇い主を仲介した江戸の人材周旋業。人材ビジネスの原型である。

しごとの中身

武家や商家が必要とする奉公人・女中・人足を、求職者との間を取り持って紹介する。身元保証も引き受け、紹介料を得た。奉公先の内情と求職者の人となりの両方を知る情報仲介業で、信用が商売の生命線だった。日雇い人足の手配を担う者もいた。

道具

求人求職の情報身元保証人を見る目雇い主とのつながり

きえたわけ

  • 明治〜大正—近代的な職業紹介の仕組みが整いはじめる

  • 20c—公的な職業紹介所や民間の人材会社が制度化される

  • 以後—周旋業は職業安定所・人材紹介業へ

「人と仕事を引き合わせる」需要は不滅で、担い手が個人業から制度・企業へ移った。中間搾取の弊害が問題視されたことが、制度化を後押しした。

豆ちしき

口入屋は「桂庵(けいあん)」とも呼ばれた。この呼び名は、縁談や奉公の世話をする人物の名に由来するという説がある。※人材紹介という仕事は、名前を変えながら数百年続いている。

この仕事の系譜

口入屋 → 職業安定所・人材紹介業

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