RECORD NO.085 · 明治〜昭和の日本
赤帽
Station porter
◆絶滅〜昭和日本④ 生活様式・インフラ
要約
駅で旅客の荷物を運んだポーター。赤い帽子が目印だった。プルマンポーターの日本版ともいえる存在である。
しごとの中身
駅のホームや構内で、旅客の重い荷物やトランクを目的の列車やタクシーまで運ぶ。赤い帽子をかぶって客待ちし、心付け(チップ)を主な収入とした。荷物が重く大きく、旅が大がかりだった時代、駅の赤帽は旅の頼れる助っ人だった。
道具
赤い帽子荷物運搬台車担ぐ体力発車時刻の把握
きえたわけ
20c後半—キャスター付きスーツカセが普及する
同時期—コインロッカーや宅配便が荷物の悩みを解決する
以後—駅から赤帽の姿が消える
「重い荷物を運んでもらう」需要を、車輪付きの鞄と宅配便が消した。旅の荷が軽くなり、人に頼む必要がなくなった。
豆ちしき
軽貨物運送の「赤帽」の名は、この駅のポーターに由来する。荷物運びの象徴だった赤い帽子が、今は別の運送サービスのブランド名として走り続けている。
この仕事の系譜
赤帽 → コインロッカー・宅配



