RECORD NO.086 · 明治〜昭和の日本
バスガール(車掌)
Bus conductor
◆絶滅〜昭和40s日本① 電化・機械化
要約
バスに乗務し、運賃徴収と車内案内を担った車掌。「バスガール」として憧れの職業でもあった。ワンマン化で姿を消した。
しごとの中身
走行中のバスの車内で、運賃を集め、切符を切り、停留所を案内し、乗降を安全に誘導する。発車の合図も車掌の役目。制服姿で機敏に車内を動く姿は、都市の新しい働く女性の象徴だった。運転手と二人一組で一台のバスを運行した。
道具
運賃箱と切符制服車内アナウンス発車の合図
きえたわけ
昭和30年代〜—運転手一人で運行するワンマンバスが導入される
昭和40年代—料金箱・整理券・自動アナウンスが車掌を代替する
以後—バスから車掌が消える
運賃徴収と案内を機械が肩代わりし、二人一組が一人になった。ICカードと自動アナウンスは、消えた車掌の仕事を今も引き継いでいる。
豆ちしき
昭和初期の「バスガール」は、モダンな制服とともに人気の花形職業だった。当時の流行歌にも歌われ、働く女性の新しいイメージを象徴した。憧れの職が、機械化の典型例として消えていった。
この仕事の系譜
バスガール(車掌) → ワンマンバス→ICカード



