RECORD NO.089 · 明治〜昭和の日本
踏切番
Crossing keeper
◆絶滅〜昭和日本① 電化・機械化
要約
列車が来るたび、手動で遮断機を上げ下げした番人。かつて全国の踏切に人が立っていた。
しごとの中身
踏切脇の小屋に詰め、列車の接近を電鈴や時刻表で知り、ハンドルを回して遮断機を降ろす。通過を確認して上げる。この繰り返しが一日中続く。雨の日も雪の日も、深夜も。一瞬の判断ミスが人の命に直結する、単調で緊張を切らせない仕事だった。
道具
遮断機のハンドル電鈴旗と合図灯番小屋
きえたわけ
1960s〜—自動踏切警報機と自動遮断機の設置が進む
20c後半—全国の踏切から番人が姿を消していく
以後—立体交差化で踏切自体も減少中
機械は疲れず、居眠りもしない。安全にかかわる単調な監視業務は、自動化の最優先ターゲットになった。
豆ちしき
踏切番の小屋には、番人が育てた花壇や飼い猫がいることも多かった。一日中同じ場所にいる仕事は、その場所を自分の庭のように作り変えていく。
この仕事の系譜
踏切番 → 自動遮断機



