消滅職業図鑑
← 索引にもどるNO.119 靴磨き
NO.119◇変質 〜昭和
靴磨き

靴磨き

Shoeshiner

「ぴっかぴかに、しますよ」

RECORD NO.119 · 明治〜昭和の日本

靴磨き

Shoeshiner

◇変質〜昭和日本・世界④ 生活様式・インフラ

要約

戦後の街角の代名詞。駅前に箱を並べて靴を磨いた。いまは一足数千円の職人業として、細く復活している。

しごとの中身

木箱に道具を詰め、駅前や繁華街の路上に座って客を待つ。ブラシで埃を落とし、クリームを塗り、布で磨き上げる。数分で革が蘇る。戦後の混乱期には戦災孤児や失業者の生きる手段でもあり、街角の風景そのものだった。

道具

靴磨きの木箱ブラシとクリーム磨きの布路上の定位置

きえたわけ

  • 20c後半—スニーカーとカジュアル化で革靴の出番が減る

  • 20c後半—路上営業の規制も進む

  • 現在—高級シューシャインサービスとして一部で復活

日常の必需サービスとしては消え、高級な体験サービスとして戻ってきた。同じ手技が、値段と場所を変えて生き延びた。

豆ちしき

戦後の靴磨きの多くは子どもで、その姿は当時の歌や映画に刻まれている。生きるための最後の手段だった仕事が、いまは贅沢なサービスになった——同じ動作の、正反対の意味。

この仕事の系譜

靴磨き → 駅前から高級サービスへ少数転生

おなじ時代に消えたなかま