消滅職業図鑑
← 索引にもどるNO.120 貸本屋
NO.120◆絶滅 〜昭和40s
貸本屋

貸本屋

Book rental shop

「よんだら、かえしてね」

RECORD NO.120 · 明治〜昭和の日本

貸本屋

Book rental shop

◆絶滅〜昭和40s日本④ 生活様式・インフラ

要約

本を貸して料金を取った商売。損料屋→貸本屋→レンタルビデオ→配信という「借りる文化」の中継点である。

しごとの中身

店に本を並べ、あるいは背負って得意先を回り、一冊数日いくらで貸す。本が高価だった時代、庶民が物語に触れる唯一の手段だった。昭和には貸本専用の漫画が大量に描かれ、独自の出版市場を形成。多くの漫画家がここから世に出た。

道具

貸出台帳蔵書背負い箱客の好みの記憶

きえたわけ

  • 1960s〜—週刊漫画誌と安価な文庫本が普及する

  • 同時期—公立図書館の整備が進む

  • 以後—貸本屋が姿を消す

「安く買える」と「無料で借りられる」に挟まれて消えた。だが「借りる」需要そのものは死なず、レンタルビデオへ、そしてサブスクへと引き継がれた。

豆ちしき

貸本漫画からは、後の日本漫画界を支える作家たちが数多く輩出された。消えた流通形態が、日本のカルチャーの土壌を耕していた。

この仕事の系譜

損料屋→貸本屋→ビデオレンタル店員→サブスク配信

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