RECORD NO.131 · 明治〜昭和の日本
トップ屋
Freelance scoop reporter
◇変質〜昭和日本⑦ メディア・娯楽の交代
要約
スクープを自力で取材し、雑誌に売り込んだ一匹狼の記者。誌面の「トップ記事」を狙うことが名の由来である。
しごとの中身
社に属さず、独自のネタと人脈で事件や事件性のある話題を取材し、書き上げた記事を雑誌に持ち込んで売る。当たれば大金、外せば無収入。取材費も自腹で、複数の週刊誌に食い込む営業力も要った。編集部の企画ではなく、自分の嗅覚だけが商品だった。
道具
独自の人脈取材ノート売り込みの営業力ネタの嗅覚
きえたわけ
1950〜60s—週刊誌ブームでトップ屋が活躍する
1970s〜—各誌が専属の取材班と編集体制を整える
以後—買い取り型のスクープ売りが減少する
出版社が「自前で作る」体制を整えたとき、外部から売り込む商売の余地が狭まった。ただしフリーランス記者として、系譜そのものは今も続いている。
豆ちしき
トップ屋出身のジャーナリストや作家は多く、彼らの取材手法が後の調査報道の土台になった。組織に属さない記者が、組織のジャーナリズムを鍛えた。
この仕事の系譜
トップ屋 → フリーランス記者



