消滅職業図鑑
← 索引にもどるNO.064 駕籠かき
NO.064◆絶滅 〜江戸期
駕籠かき

駕籠かき

Kago bearer

「えっほ、えっほ」

RECORD NO.064 · 江戸の日本

駕籠かき

Kago bearer

◆絶滅〜江戸期日本④ 生活様式・インフラ

要約

人ひとりを乗せた駕籠を、二人一組で担いで運んだ江戸の都市交通。人力車というイノベーションに、あっけなく敗れた。

しごとの中身

竹や木の駕籠に客を乗せ、前後を二人で担いで走る。街道の宿場をつなぐ長距離便から、城下の辻で客を待つ町駕籠まで。息を合わせた掛け声と歩調、坂道や悪路での担ぎ方に熟練を要した。速さと乗り心地が駕籠かきの評判を決めた。

道具

駕籠と担ぎ棒揃った歩調掛け声街道の知識

きえたわけ

  • 1870—人力車が発明される

  • 1870s—車輪で楽に速く運べる人力車が駕籠を急速に置きかえる

  • 以後—駕籠かきは車夫へ転じる

「人が人を担ぐ」より「人が車を引く」ほうが速く、楽で、安かった。同じ人力でも、車輪という一工夫が旧来の職を消した。

豆ちしき

人力車を発明したとされる日本人が駕籠屋の非効率を見て思いついたという逸話がある。※旧職の担い手が、次の乗り物に乗り換えて生きのびた——交通の系譜は、担ぎ手から引き手へと連続していた。

この仕事の系譜

駕籠かき→馬方→辻馬車御者→人力車夫→運転手 ▲→自動運転

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