RECORD NO.081 · 明治〜昭和の日本
人力車夫
Rickshaw puller
◇変質〜昭和日本① 電化・機械化④ 生活様式・インフラ
要約
明治日本で発明された人力車を引いて客を運んだ車夫。今は浅草や鎌倉の観光人力車として転生している。
しごとの中身
二輪の人力車に客を乗せ、自らの脚で引いて走る。駕籠より速く安く、明治の都市交通の主役になった。健脚と持久力が資本で、街の地理と近道を知り尽くし、雨の日や急ぎの客で稼いだ。俥宿に属する者も、流しで客を拾う者もいた。
道具
人力車健脚と持久力街の地理客あしらい
きえたわけ
大正〜昭和—市電・バス・タクシーが普及する
20c半ば—自動車交通が人力車を置きかえる
現在—観光地の人力車として、体験型サービスに転生
移動手段としては自動車に敗れたが、「人が引く」こと自体が情緒ある体験として価値を持ち直した。実用の乗り物から、観光アトラクションへの華麗な転身である。
豆ちしき
人力車は日本から中国・東南アジアへ輸出され、各地の都市交通になった。英語の"rickshaw"は日本語の「人力車(じんりきしゃ)」が語源。日本発の乗り物が、名前ごと世界語になった。
この仕事の系譜



