RECORD NO.106 · 明治〜昭和の日本
氷屋(氷売り)
Ice seller
◆絶滅〜昭和40s日本① 電化・機械化
要約
氷冷蔵庫のための氷を配達した日本の氷屋。冷蔵庫の普及率が9割を超えた昭和40年代、静かに終幕した。
しごとの中身
製氷所から大きな氷柱を仕入れ、リヤカーや自転車で配達する。注文に応じてノコギリで切り、氷ばさみで運んで各家庭の木製「氷冷蔵庫」の上段に入れる。夏は毎日、冬は数日おき。かき氷用に小売りもし、店先の「氷」の旗は夏の風物詩だった。
道具
氷ノコギリと氷ばさみリヤカー麻袋「氷」の旗
きえたわけ
1950s〜—電気冷蔵庫が家庭に普及しはじめる
昭和40年代—冷蔵庫普及率が9割を超える※
以後—氷の配達需要が消滅する
米国の氷配達人(NO.024)と、時期をずらして同じ運命をたどった。同じ技術は、同じ職業を、国をまたいで順に消していく。
豆ちしき
氷屋の氷を削ったかき氷は、今も夏の風物詩として残っている。氷を「配る」仕事は消えたが、氷を「削って売る」仕事は生き残った。
この仕事の系譜



